昆虫類をはじめとした、生物類の採集について


最近、昆虫類をはじめとした、生物類採集に関して、議論する機会があり、このページを書くことを思いつきました。

つきましては、「採集」について、主観的ではありますが、うちの考えを記したいと思います。


1,まず、世の中の子供たちに・・・。

 何故昆虫類、生物類の採集をするのか・→「面白いから」、「楽しいから」、「すごい種類が捕まったときは嬉しいから」などという答えが返ってくるのは、おおむねどちらかと言いますと、そう言った事を平気で何も考えずに網などを振り回している、子供たちでしょう。

そして、自分のコレクションのためになどと言っているのは、単なる自己満足や楽しみから、更に悪へと進んだ大人たちでしょう。

しかし、ふざけた事を言ってはいけない。
何が「面白いのか」、何が「楽しいのか」、何が「コレクション」なのか。捕らわれる反対の身になって考えた事があるのだろうか。

こう言った、子供たちに自然生態系がどうのとか、何とか言ってもわからないでしょうから、まずは反対の身になって考えると言う事をして欲しいものです。
下らない大人たちにはコレクションなどのためにどういう事になるのかをよく考えてもらいたいものです。

 その上に更にとんでもないのは、子供と一緒になって、網などを振り回している親たち(これも大人ですが、何も分かっていない)である。
 世の中の親はきちんと子供たちにいかなる場合でも、反対の身になってものを考えると言う事を教育しなければならないはずなのに、どうした事なのだろうか。昆虫類だったら、関係ないし、良いと思っているのだろうか。

 その問題点は以下の通りである。

 @仮に採集したとして、きちんと育てることが出来るのか。
 A何を食べてどう生きている種類なのか、わかっているのか。
 Bどんな生きものにも、自分と同じく一つの尊い生命があると言う事をわかっているのか。
 C採集することによって、昆虫類をはじめとした生物類にダメージを加えていることに気が付いているのか。
 D網を振り回すことによって、昆虫類をはじめとした生物類が痛みを負っていることをわかっているのか。
 E網ではなくても、つまんだり、釣ったり、握ったりすることによる痛みを考えた事があるのか。
 F採集することによる、昆虫類をはじめとした生物類へのストレスを考えた事があるのか。
 G採集したとして、@にも関連するが、きちんと次世代への足がかりを作ってあげられるのか。
 Hその種類の寿命がどれくらいあるのかわかっているのか。
 Iその種類がどんな環境に生きて、どういう生態なのか知っているのか。

まあ、まだまだあるでしょうが、要するに何もわからずに、、また何も考えずに遊び感覚で採集をしていると言う事はとんでもないことです。
「生命」に責任を持つと言う事は果てしなく、課題となる問題点が多くあるのです。

そして、昆虫類をはじめとした生物類には人間をはじめとした生物に迫害されず、生きる権利があります。

また、それぞれに同じく尊い生命を持っています。

それを人間の勝手・興味本位で採集したりするなどはもってのほかと言うしかありません。

上の問題点に関してはきちんと反対の身になって考えれば、何故採集することが悪いのか、すぐわかります。
そして、その生命を全うさせることが人間には到底出来ない事も明らかであります。

 a.どんな種類でも、きちんとその生命を全うさせられる事の出来ない人間に採集などする権利はない。
 b,もし自分が仮に自分の何十倍もの大きな生物(そんな生物は実在しませんが)に捕まって、その捕まえた生物自身、自分が何を食べて生きているのかわからずにそのまま放っておかれ、飢え死に、もしくはそれに類する目にあったとしたら、どう思うだろうか。
 c、小さい生きものであるからと言って、その生命をも軽んじてはいないだろうか。
 d、自分が大きな生物に捕まえられたら、それ自体、大きなダメージを受ける事なのではないのか。
 e,自分が大きな網を振り回す生物に追い立てられ、捕まえられたら、どう思うだろうか。
 f,自分が大きな生物につままれたり、つり上げられたり、握られたら、どうなのか。
 g,自分が大きな生物に捕まったら、それ自身、恐怖と不安でいっぱいになるのではないか。
 h、自分が大きな生物に捕まり、何とかそれなりに育てられても、肝心の結婚相手がいなければ、子孫は残せない。
 i,他の生物が実際に人間の寿命を知っていなく、「あっ、死んじゃった」で済ませられたら、どう思うのか。

やはり、まだまだあるでしょうが、何も考えずに行動している子供たちや大人たちには反対の身になって考えなさいと言いたいところです。

そして、重要な事は・・・

A.どんな生きものでも必然性があって、その場所にいるのであって、無意味にいるわけではない。そしてその場所の自然生態系に何らかの役割を担っているのです。それを勝手な判断で採集する事は自然破壊そのものです。
B,どんな生きものでも他の生物に迫害されることなく、等しく生きる権利があります。
C、どんな生きものでも等しく、尊い生命があります。
D,採集すると言う事はその種の次世代、未来への期待をも摘み取ってしまう事にもなります。

E.何よりも重要なのは「みな生きている」と言う事です。生きていると言う事の意味をよく考えるべきです。

の5点です。

こう言った事から考えても、ゲーム感覚のお遊びでの採集などはもってのほかで、即刻やめるべきです。

ただ、例外もあるとも思います。
採集とは違ってくるかと思いますが、その個体を一時的に観察するために捕獲することです。

ただ、この捕獲もやはり反対の身になって、優しくやって頂きたいことです。

うちはこの場合に、指をさしのべて、自然に乗ってくる事を大前提として、決してつまんだり、握ったりする事はしません。
そして、ある程度観察したら、自然に元の場所に戻れるようにその場所に手を近づけると言う事をします。

そうしたことは一種の「ふれあい」にも通じるかと思いますが、したとしても、こう言った所までが限界でしょう。

「ふれあい」に関しては別の機会に書いてみたいと思います。

2011年10月8日